「知らない番号から電話がかかってきて、出てみたら詐欺っぽい話だった」「同じ番号から何度も電話がかかってくる」——出張レッスンの現場でも、このようなご相談をよくいただきます。特殊詐欺の手口は年々巧妙になっており、電話は今も詐欺の主要な入り口のひとつです。実はスマホには、迷惑電話や詐欺電話を自動でブロックしてくれる機能が標準で備わっています。今回は、今日からすぐに試せる迷惑電話・詐欺電話対策を、機種別・キャリア別にやさしく解説します。
今日からできる迷惑電話対策5つの方法
1. iPhoneで着信拒否・迷惑電話ブロックを設定する
特定の番号をブロックしたいときは、電話アプリの履歴からその番号を選び、「i」マークをタップして「この発信者を着信拒否」を選ぶだけです。さらに一歩進んだ対策として、「設定」→「電話」→「不明な発信者を消音」をオンにしておくと、連絡先や履歴、メールに登録のない番号からの着信は自動的に消音され、留守番電話に転送されるようになります。大切な人からの電話を逃したくない場合は、あらかじめ連絡先に登録しておくと安心です。
2. Androidで着信拒否・スパム対策を設定する
「電話」アプリを開き、右上のメニュー(縦三点)から「設定」→「スパムと着信拒否」を選びます。「不明な発信者による着信を非表示にする」「スパムの疑いがある通話の警告を表示する」をオンにしておくと、迷惑電話やスパムの可能性が高い着信に自動で警告が表示されるようになります。特定の番号を個別にブロックしたいときは、履歴からその番号を長押しして「ブロック」を選ぶだけです。
3. キャリアの迷惑電話ブロックサービスを申し込む
携帯電話会社も、迷惑電話番号を登録すると着信を自動でブロックしてくれるサービスを提供しています。ドコモの「迷惑電話ストップサービス」は月額無料で最大30件の番号を登録でき、非通知の着信にも対応しています。auの「迷惑電話撃退サービス」は月額110円(税込)で、迷惑電話を受けたあとに「1442」へかけ直すだけで番号を登録できます(時期によっては無料キャンペーンを実施していることもあります)。ソフトバンク・ワイモバイルの「ナンバーブロック」は、2026年8月から月額使用料が無料になりました(LINEMOは対象外)。専用ダイヤル「144」やMy SoftBankから番号を登録できます。スマホの操作が苦手な方でも扱いやすいサービスですので、詳しい登録方法は契約中の携帯電話会社の公式サイトやショップでご確認ください。
4. 迷惑電話対策アプリを活用する
「Whoscall(フーコール)」のような無料アプリを入れておくと、電話番号だけで迷惑電話や詐欺電話の可能性を自動的に判定し、着信時に警告を表示してくれます。キャリアのサービスと組み合わせて使うと、より安心です。
5. 固定電話にも対策をしておく
ご自宅に固定電話がある場合は、そちらも詐欺の入り口になりやすいポイントです。着信を自動で録音する機能や「この通話は録音されています」とアナウンスする機能が付いた電話機に買い替えると、詐欺グループが警戒して電話を切ってしまうケースが多く、有効な対策として紹介されています。留守番電話を常にオンにしておき、知らない番号にはすぐに出ないという習慣も効果的です。
電話でお金や個人情報の話が出たら、まず立ち止まりましょう
「還付金がある」「使いすぎた料金がある」「家族が事故を起こした」など、慌てさせる内容の電話は詐欺を疑ってください。その場で結論を出さず、一度電話を切って、家族や警察相談専用電話「#9110」、消費者ホットライン「188(いやや!)」に相談することが被害を防ぐ一番の近道です。ATMを操作させようとする電話や、コンビニで電子マネーを買うように指示する電話は、詐欺と考えて間違いありません。
まとめ
スマホやキャリアの迷惑電話ブロック機能は、一度設定してしまえばあとは自動で守ってくれる、いわば「デジタルの門番」です。ご紹介した設定はどれも数分あればできる簡単なものばかりですので、この機会にぜひ試してみてください。「自分で設定するのはちょっと不安」という方は、出張レッスンでご自宅のスマホを一緒に設定することもできますので、お気軽にご相談ください。