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フリーWi-Fi(無料Wi-Fi)は危険?マイクロソフトの警告からわかる注意点をやさしく解説

パソコン

2026年7月末、マイクロソフトが「ホテルや空港などで提供されているフリーWi-Fi(無料Wi-Fi)を安易に使わないように」という異例の警告を出し、話題になっています。今回は、なぜフリーWi-Fiが危険とされているのか、そして今日から実践できる対策について、パソコンが苦手な方にもわかりやすく解説します。

そもそもフリーWi-Fiとは

フリーWi-Fiとは、カフェやホテル、空港、駅などで、誰でも無料でインターネットに接続できるWi-Fiサービスのことです。スマホの通信量を気にせず使えるので便利な反面、「誰でも使える」ということは、悪意のある人も同じ場所に接続できてしまうということでもあります。ここに、フリーWi-Fiならではの危険が潜んでいます。

マイクロソフトは何を警告したのか

マイクロソフトが警告したのは「CaptiveCrunch(キャプティブクランチ)」と呼ばれる攻撃キャンペーンです。ロシア政府とつながりがあるとされるハッカー集団が関わっているとされ、世界中のホテルや空港、会議施設のWi-Fiが狙われています。

攻撃の流れは、次のようなものです。

  • フリーWi-Fiに接続すると、通信が攻撃者の用意した仕組みへ誘導される
  • 「ブラウザの更新が必要です」といった、もっともらしい偽の案内が表示される
  • 案内どおりに操作すると、パソコンに悪意のあるソフト(マルウェア)が入り込む
  • キー入力の記録や画面の写し取りなどによって、IDやパスワード、Microsoftアカウントの情報が盗まれる

ポイントは、いかにも公式っぽい「更新してください」という表示に従ってしまうと、被害に遭ってしまうという点です。フリーWi-Fiにつないだ直後に見慣れない案内が出てきたときは、まず疑ってかかることが大切です。

フリーWi-Fi全般に潜む危険

今回の警告は特定の攻撃についてのものですが、フリーWi-Fiには以前から次のような危険が指摘されています。

1. 通信の盗み見

暗号化されていないWi-Fiでの通信は、封筒に入れず「はがき」で手紙を送るようなものです。同じネットワークにいる人が、その気になれば通信の中身をのぞき見できてしまう場合があります。

2. なりすましWi-Fi(偽のアクセスポイント)

お店の名前によく似た偽のWi-Fiを用意し、利用者を接続させる手口です。見た目では本物と区別がつきにくく、気づかないうちに攻撃者の用意したネットワークを通してしまうことがあります。

3. 個人情報・パスワードの流出

ネットバンキングやショッピングサイトにログインした際のID・パスワードが盗まれると、金銭的な被害につながるおそれがあります。

今すぐできる対策

  • できるだけスマホのテザリングを使う 外出先でパソコンをインターネットにつなぐときは、フリーWi-Fiよりもスマホのテザリング(インターネット共有)のほうが安全です。
  • 「更新してください」等の指示にすぐ従わない Wi-Fi接続直後に表示される更新案内やソフトのインストール要求は、いったん立ち止まって疑いましょう。本当に必要な更新は、公式のWindows Updateなどから行います。
  • 重要なサイトはフリーWi-Fiで開かない ネットバンキングやクレジットカード情報を入力するサイトは、フリーWi-Fi環境では利用を避けましょう。
  • 二段階認証(多要素認証)を設定しておく 万が一パスワードが漏れても、二段階認証を設定していれば不正ログインを防げる可能性が高まります。
  • どうしても使うときはVPNを利用する VPNは通信を暗号化してくれるサービスです。信頼できるVPNを使うことで、盗み見のリスクを減らせます。

まとめ

フリーWi-Fiは便利な反面、「誰でもつなげる」という性質上、悪意のある人に利用されるリスクも抱えています。今回のマイクロソフトの警告は、そのことをあらためて思い出させてくれるものです。外出先でインターネットを使うときは、できるだけスマホのテザリングを使う、見慣れない案内には従わないなど、今日からできる対策を心がけていきましょう。

パソコンやスマホのセキュリティ設定にご不安のある方は、当教室までお気軽にご相談ください。