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「PHP」ってなに?会社のホームページが見られない理由をやさしく解説

PHPの公式ロゴと「PHPってなに?」の文字 パソコン
PHPロゴ:Colin Viebrock(CC BY-SA 4.0)

10月21日の夜から、会社や自治体、ネットショップなどのホームページが「メンテナンス中」になって見られない、という声をよく聞きます。ニュースで原因として出てくるのが「PHP(ピーエイチピー)」という言葉です。今回は、パソコンに詳しくない方にもわかるように、PHPとは何か、何が起きているのかをやさしく解説します。

PHPってなに?

PHPは、ホームページを動かすための「プログラムの言葉(プログラミング言語)」です。

ホームページは、見えている画面の裏側で「サーバー」と呼ばれるコンピューターが働いています。お店にたとえると、画面は「売り場」、PHPは「裏方の店員さん」です。お客さん(見ている人)が「この商品を見たい」「問い合わせを送りたい」とお願いすると、裏方の店員さんが倉庫から品物を探し、ページを組み立てて届けてくれます。

お知らせのページ、問い合わせフォーム、ネットショップのカートなどは、この裏方の仕組みで動いています。ホームページ作りで人気の「WordPress(ワードプレス)」もPHPで作られています。

どれくらい使われているの?

調査会社W3Techsの集計では、裏側の仕組みがわかるホームページのおよそ7割がPHPを使っています。世界中のホームページの多くが、同じ「裏方の店員さん」に頼っているのです。

今回なにが起きたの?

10月20日、PHPを作っているチームが「とても危険な欠陥(ぜい弱性)が見つかった」と発表し、21日夜(日本時間23時)に修正版を公開しました。危険度は最高ランクの「緊急」。悪い人に狙われると、外からサーバーを勝手に操作されるおそれがあります。

事態を重く見た高市早苗総理も、10月21日夜にX(旧Twitter)で「今夜に対応して頂きたい大至急のお願いです」と呼びかけ、修正が難しい場合はホームページを一時的に止めることも有効だと訴えました。総理がこうした技術的な問題で直接呼びかけるのは異例のことです。(高市総理のXの投稿はこちら)

たとえるなら、「お店の裏口のカギが壊れていることが、世界中に知れ渡ってしまった」状態です。そこで多くの会社や役所、レンタルサーバー会社が、カギを付け替える(修正する)までの間、念のためお店のシャッターを下ろしました。これが「ホームページが見られない」理由です。

見る側の私たちはどうすればいい?

  • ホームページが見られないのは、多くの場合「安全のための一時休業」です。あなたのパソコンやスマホの故障ではありません。
  • 時間をおいてから、もう一度開いてみましょう。
  • 「至急手続きを」「ここをクリック」など、騒ぎに便乗したメールやSMSには注意しましょう。

ホームページを持っている会社さんへ

レンタルサーバーを使っている場合、PHP本体の修理は基本的にサーバー会社が行います。まずはサーバー会社のお知らせを確認しましょう。慌てて自分で設定を変えると、かえって表示されなくなることもあります。不安な方は、制作会社や身近な詳しい人に相談してください。

※アイキャッチ画像のPHPロゴ:Colin Viebrock作、CC BY-SA 4.0(php.netより。文字を加えて加工しています)

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